読者の悩み

ネットでの評判がまちまちですよね。
これって実際どうなの?
この記事を書いている筆者は7年前に法テラスを利用して離婚しました
当時は冷静な判断が出来なかったこと、
又自己主体ではなかった点で
反省点が多々ありました
結果オーライとは言え、後味の悪い体験となりました
法テラスの利用を考えているけど実際利用した人はどうなのかな?
筆者の経験したメリット・デメリットなどをまとめてみました
この点を踏まえて現在悩んでいる方にお届けしたいと思います
法テラスの利用は自分がしっかりとしていれば大丈夫です
注意しなければならないことをまとめてみました
法テラスの概要
法テラスのホームぺージは下記のように表記されています
法的トラブルを抱えているにも関わらず
どこに、だれに相談して良いのか分からなくて
悩んだことはありませんか。
法テラスでは、お困りごとに応じて、問題を解決するための法制度や手続き、
適切な相談窓口を無料でご案内します。
また、必要に応じ、無料法律相談や
弁護士・司法書士費用等の立替えを行っています。
トラブルを抱えて困っている方、
どうやって解決したらいいかわからなくて悩んでいる方、
お気軽にお問い合わせください。
お悩みを整理し、適切な相談窓口をご案内します。
法的な手続き、わからないコトバの解説もいたします。
経済的に余裕のない方には無料法律相談を行います。
弁護士・司法書士費用の分割払いの制度があります。
国が設立した公的な機関です。
オペレーターが、お悩みの法的トラブルに対し、解決にむけた法制度情報をご案内します。
各種相談窓口の中から適切な窓口をご紹介します。
法テラスの無料法律相談や弁護士・司法書士費用等の立替え制度についてもご案内します。
(弁護士や司法書士による個々のトラブル等に応じて法的判断を行い、解決策をアドバイスする相談とは異なりますのでご注意ください。)
サポートダイヤル電話 0570-078374 , IP電話からは03-6745-5600
平日9:00~21:00 土曜日9:00~17:00 祝日・年末年始を除く メール24時間受付中
といった感じです
それではそもそも法テラスとは?
法テラスとは
日本司法支援センター(にほんしほうしえんセンター、英語: Japan Legal Support Center)は、総合法律支援法に基づき、独立行政法人の枠組みに従って、日本国政府が設立した法務省所管の法人で、総合法律支援に関する事業を迅速かつ適切に行うことを目的としている。2006年(平成18年)4月10日に設立され、同年10月2日から業務を開始している。
愛称は法テラスで、「法で社会を明るく照らす」「陽当たりの良いテラスのように皆様が安心できる場所にする」という思いが込められている。
裁判制度の利用をより容易にするとともに、弁護士のサービスをより身近に受けられるようにするための総合的な支援の実施及び体制の整備に関し、民事、刑事を問わず、あまねく全国において、法による紛争の解決に必要な情報やサービスの提供が受けられる社会の実現を目指して、その業務の迅速、適切かつ効果的な運営を図っている。
要約すると国が困っている人のために支援できる組織を作ったとのことですね
◆法テラスでできること
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- 問題を解決するための法制度や手続き、適切な相談窓口を無料で案内
→受付時は相談ではなく案内になります
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- 必要に応じ、経済的に余裕のない方には無料法律相談を行う
→一定の基準があり基準の要件を満たしていれば法律相談は無料です
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- 弁護士・司法書士費用等の立替え、分割払いの制度があり
→あくまでも立替えなのでタダではありません
◆調停や裁判までの流れは?
法テラスに相談の電話をしてから何度かやり取りがあって
弁護士さんを紹介してもらいました
相談には事前予約が必要です
私の場合は離婚時無職で預金なども少なかったため利用できました
相談は紹介された弁護士事務所へ出向いて行いました
弁護士さんとのやり取りの流れはこんな感じでした
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11回目 相談
あらかじめ必要な謄本などの書類は用意して持っていきました
依頼内容の確認や相手の住所などの確認をします
アンケート形式で書いたものを後から弁護士さんが現れて聞き取りします
この時弁護士さんはメモを取りながら聞いています
又これからの手順の説明や今後かかる費用の話もこの時聞きました
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22回目 家庭裁判所に調停申し立て準備
家庭裁判所に申し立て確認
弁護士さんの作った書類内容に不備がないか確認します
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33回目 電話連絡
家裁と調停日の打ち合わせ後連絡がありました
私の場合は相手が遠方だったので電話会議(調停)となりました
もし遠方まで弁護士さんが出向くことになれば交通費や拘束した費用などで
弁護士費用がかさみます
遠方の方は電話での調停も検討してみてもらいましょう
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44回目 調停の結果と裁判への移行準備
家裁の状態報告 相手が離婚に応じないので調停では話が進まないと判断して
調停打ち切りで裁判することに決定
この時書類は前のままということで確認してなかったので後から子供に迷惑を掛けました
裁判に入る準備の確認をしました
この時裁判時にかかる費用の詳細も併せて確認しました
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55回目 訴状通達後相手からの連絡報告と私の意思確認
裁判所から訴状が届いて相手から弁護士事務所に「離婚に応じるので取り下げてほしい」と連絡があったとの報告をうけて相談に
「言葉だけで覆されることもあるので裁判はしておいた方がよい」との担当弁護士のアドバイスでそのまま裁判は行うことに
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66回目 裁判報告
裁判は被告は現れず勝訴!!!
◆法テラスの費用は?
調停にかかるときや裁判に移行するときに費用の話があります
離婚の場合の費用は起こした方の負担ですので
こちらで支払う必要があります
相談2回
調停1回
裁判1回
で費用は58万
毎月ゆうちょの口座から1万円づつ返済ですでに完済しています
(重要)使ってみて思ったことや注意点
②弁護士との相談時は事前に文章にしておく
箇条書きだけだと詳細は伝わらないのでより伝えたい内容があるときは文章で詳細を伝えるようにしましょう。
時は金なりでゆっくり話している時間はないし焦りも出てくるので事前に準備して
自分の気持ちも整理しておきましょう
③担当弁護士と会わない場合や仕事に不満がある場合は早めに法テラスへ連絡して対応してもらう
結果はともかく問題点もありました
途中で担当弁護士事務所のミスで
子供の住所を相手に伝えてしまい子供に迷惑をかけてしまいました
この件を指摘すると軽く謝られて終わりという感じでモヤモヤが残りました
又相談時に話したことが後日調停で使用する書類として確認したところ
言いたいことがずいぶん違ってとらえられている印象がありました
法廷に出す書類なので納得するしかなかったのですが
前もってしっかりと推敲した書類を用意すべきでした
一応箇条書きにはしていたのですがやはりその時の思い付きでは内容が抜け落ちたりしているのでしょう
相談時間も30分5000円ほどかかるので言葉で全部伝えるのには限度があります
内容的には
✓誰に対して 氏名 本籍 現住所 生年月日(※わからないときは弁護士さんが調べてくれます)
✓どういうことをしたいのか
✓その理由や根拠 (いつ頃、どこで、だれが、だれに、どうしたかなど)
✓具体的な事例 (いつ頃、どこで、だれが、だれに、どうしたかなど)
✓証拠は何が有るか (いつ頃、どこで、だれが、だれに、どうしたかなど)
などを書いておくとよいと思います
相談時間は短いのであっという間です
自分にとっては弁護士頼むなんて一大事なんですけど
弁護士さんはあくまでも仕事の一環ですので人によるのでしょうが親身になるというより淡々としてます
ましてや法テラスの仕事は報酬基準が安いため,モチベーションが上がらなかったり採算が合わない
というような不満に繋がるという事情もあります
又弁護士を変更するにしてももっと良い方に会えるかどうか分からないので
担当弁護士の当たりはずれは運しだいという側面も否定できません
しかしながら余りにもダメなようならさっさと変更してしまいましょう
自分の人生を切り開くべく立ち向かおうとしているあなたへ
裁判になったら弁護士は自分の代理人ですがあくまでも代理人です
すべての結果は自分に帰属するということを忘れないでほしいと思います
離婚裁判に限っては勝負けに関係なく原告(裁判を起こした人)に裁判費用の請求が発生します
しっかりと意思を伝えてすべてお任せするのではなく手伝っていただくぐらいの気持ちで臨みましょう
検討を祈ります
