結婚前は人生で一番輝けるときで希望に満ち溢れている事でしょう。
その一方で結婚式の準備に追われて新居選びが惰性なっていませんか?
ポイントを押さえた部屋選びで気持ちの良い生活が出来るように備えましょう。
読者の疑問

新居を探しているのですがどういう風に選んだらいいのかポイントを教えて!
こんな質問にお答えします。
筆者は建築関連で20年働いた後不動産会社で4年勤務
宅地建物取引士であり、自らの引越経験も12回あり
この経験を生かして執筆しています。
新婚さんが守るべき“秘訣”は5つ
1 お互いが納得する物件を一緒に選ぶ
時には折れる必要もある。
後でしこりを残さない為にも必要です。
必ず内見は二人で行くようにしましょう。
2 新居に持ってくる荷物の確認
お互いの持ってくるものを確認しておく。
相手がどのぐらいの荷物を持ってくるのか把握しておくことはとっても重要です。
部屋に入りきらない荷物でストレス抱えて別居したご夫婦もいます。
3 ワンルームの物件はNG
部屋が狭すぎるとプライベートがないし喧嘩もできない。
4 家賃は多くても全収入の30%以下に抑える
あれもこれもなんて理想を追いかけすぎない。
無理しすぎない。
5 将来の方向性をきちんと話し合う
話す、知る、共有する。
情報を共有しお互いのことを知るために話し合うことが最も重要。
入居後にわかった部屋探しでチェックしておくべきだった重要ポイント
新婚さんが選んだ新居の形態では第1位が賃貸住宅(アパート・マンション)77%と2位の持ち家10%を大きく離しての1位なので賃貸住宅で新婚生活を始める人が大半です。
部屋を借りて入居後わかることって多いし、すぐには引越も出来ないですよね。
引越しをするたびに発見があり、新しい改善点として次に生かしてより良い部屋探しをしていくのがお決まりのコースですが、世の中には“新婚時の部屋探しが失敗だった“という経験談があふれています。
十人十色の部屋探しだと言っても失敗ポイントは似ているので大いに参考にしましょう!
重視しておくべきだったポイント

部屋探しの基本条件として場所、値段、広さがあげられます。
しかし「収納」「防音性」「建物の共用設備」の3つは、入居後重要性に気が付いた項目です。
入居前に大丈夫と思っていたのに実際体験してみると・・・
『エレベーターなしの4階に入居したけど子供ができたら子供を抱っこして荷物を抱えて階段上るのはきつい』
なんてこともあります。
ある程度は内見に行ったときに注意していればクリアできるし、不動産屋でも部屋のマイナス要素を教えてくれるので遠慮せずに聞いておきましょう。
そこまでしても実際に住んでなければわからないことって多いのですが…。
重要なのは二人で必ず内見に行くこと
出来れば平日と休日、昼間と夜間の様子を自分の目で確かめるのがベストです。
新婚生活のための部屋探しの条件とポイント
最初に一緒に住む部屋は一生の思い出になるところです。
良い思い出になるのか悪い思い出になるのかは部屋の要素も少なからず影響するはずなので『お互いに部屋探しで確認しておくべき点』をまとめてみました。
場所やエリアは何処にするか
通勤を考慮してお互いに負担がかからない距離や場所を考える。
部屋の間取りや広さなど
新婚さんにありがちなのは「ワンルームでもいいです」というカップル。
でもよく考えてみて!ワンルームは一人暮らしを想定して作られているので収納も一人分しかありません。
部屋探しのころが新生活への期待度MAXでラブラブなカップルでも、これから訪れる様々なシチュエーションを考えればワンルームが無謀な挑戦だという事は一目瞭然です。
かといって部屋数が多すぎるのも考え物です。
掃除が大変だったり、荷物が増えすぎて引越に負担がかかります。
程よい広さがいいですができれば2LDKで各々の部屋があれば理想的ですね。
2LDKあればリモートワークにも対応した「寝室+仕事部屋」、子供が生まれた時「寝室+子供部屋」など工夫次第で済み続けることが出来ます。
防音性など建物の造りに関すること
マンションと言っても鉄筋コンクリートの厚さによってずいぶんと音の伝わり方が違います。
古い建物でも壁厚があるから大丈夫だと思っていたらサッシが古くて外部から音が聞こえることもあります。
音は回折するので防音の機能が低い昔のガラスサッシだと聞こえやすかったりします。
設備
- TVモニター付インターホン
- 追い焚き風呂
- 洗髪洗面化粧台
- 温水洗浄便座
- システムキッチン
- 浴室乾燥機
- オートロック
- 光インターネット対応
物件に付属していなくても個人で設置出来たりするものもありますが、生活スタイルに合わせて必要なものを見分けましょう。
時期生活時間にズレはあるかないか
夫婦共働きの場合、仕事のタイムシフトが同じではないことも多いと思います。
医療系や飲食系、製造業などは2交代や3交代制で夜中に仕事をせざる負えません。
このようにお互いの仕事の時間にすれ違いがあるのなら寝室とリビングはしっかりと分けるべきです。
相手が寝ている間中、「息を殺して生活する」、若しくは「生活音で寝られない」状態でご夫婦のどちらかが我慢を強いられるようになりますね。
荷物は多いか少ないか
結婚前に同棲している場合を除いて相手の具体的な荷物量ってわかってない場合が多いです。
お互いに深く考えてなくて荷物が新居に入りきらないなんてことにも!
収納は大きなポイントです。
収納が少なく物が多いと部屋が散らかって、喧嘩のもとにもなりやすいようです。
転勤・転居は予定されているか
転勤や転居は結婚する時点で話し合っていると思いますが結構重要ポイントです。
2~3年でマンションを購入予定なら無理して家賃の高い部屋に住むより、家を購入後のインテリアなどに資金を回せるよう出費を抑えた部屋探ししたほうが良い場合が多いです。
転勤族の場合は会社で用意した社宅にすむことがあるので部屋探しは余り重要ではないかもしれません。
家賃の上限・会社の借上げ社宅制度・家賃補助制度など
住居費は一般的に手取りの1/3以下が適切だと言われています。
都市部だと住まいによっては3/5以上必要だってりします。
部屋は快適な方がいいのはもちろんですが家賃は返ってこないお金です。
そこを考えるとやはり1/3には抑える必要があります。
注意ポイント
社宅や勤め先に家賃補助制度があるなら使った方がお得ですが、転職を視野に入れている場合、引っ越さないといけないケースも出てくるので要注意です。
法人名義の社宅なら個人契約に変更可能な場合もありますが、新しく契約を巻きなおすケースが多いので契約金が必要になります。
将来の計画で子供を持つ、親との同居などの予定はあるか
新居を購入する場合は将来の家族の人数を考慮して選ぶ必要がありますが、賃貸の場合は家族の変化に合わせた物件選びが容易に可能になります。
とはいっても引越の度に契約金や引っ越し費用がかかるためある程度の計画が必要です。
最初から大きな部屋は必要ないけど、先を考えての物件選びが重要ですね。
1LDKでリビングが広い物件なら子供が生まれてもちょっとの間は辛抱できますね。
ただし乳児を抱えての物件探しは負担が大きいのでできれば避けたいところです。
どちらかの部屋で一緒に住む
今まで借りていたどちらかの部屋で一緒に住むという選択肢も有りですね。
初期費用がかからない為堅実な選択だとも言えます。
しかし一人暮らしで済んでいた物件で1Rならちょっと考えものです。
最初はいいかもしれませんがずっとプライベートがないためストレスを感じやすいし、喧嘩したときでも気まずいまま顔を突き合わせてなければならず、最悪仲直りできないまま破局なんてことも。
短期間であれば狭い部屋でもOKです。
又同居が決まったら管理会社に連絡を入れて確認しておきましょう
注意ポイント
契約段階で1人入居限定となっている場合、退去を迫られることもあるので早めの対策をしておきましょう
お互いの優先順位を明確にすることが最も大事
お互いの希望を出し合い調整することが大事で、すべての条件を満たすことの出来る部屋は驚くほど家賃も高いです。
(超お金持ちの場合は除きますが、お金があればあるでさらに望みが高くなる傾向あり💦)
まとめ
一緒に住むのが初めてだとまだまだお互いのペースもわからないし一抹の不安もありますよね。
新婚さんならこの先マイホームも視野に入れて部屋探しをしていくことになると思います。
それも踏まえていろいろな項目をとことん話し合ってみましょう。
部屋探しって真剣になればなるほど疲れるのですが、自分一人の部屋を見つけるのも大変なのに今まで別の家庭で育ってきた者同士がお互いの価値観と常識を共有して尊重しあって部屋探しをするのですから大変なのは当たり前なんです。
1 お互いが納得する物件を一緒に選ぶ
2 新居に持ってくる荷物の確認
3 ワンルームの物件はNG
4 家賃は多くても全収入の30%以下に抑える
5 将来の方向性をきちんと話し合う
これらが出来れば貴方に待っている未来はバラ色ですよ。
読者の疑問 3か月前から部屋探しを始めたんだけど 決まらなくて疲れました(;´д`) どうやって決めたらいいですか? こういった疑問のある方にお答えします 筆者は建築関連で20年働いた後不動産会社で4 ... 続きを見る
1か月で探したい人、疲れた人、必読!【失敗しない部屋探し5】
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